「たこ焼き屋のディズニーランド」を作るがコンセプト
お客様・従業員が「楽しく」「ワクワク」するようなお店を目指しました
1パック売れたら「太鼓」をならす・・どうですか？「楽しく」「ワクワク」しませんか？
※ある居酒屋チェーンでされていますがおそらく元祖は「たこ太鼓」と思います。
売れたら太鼓をならすから屋号は・・・「たこ太鼓」決定！
まだ生地も出し醤油も完成していない漠然とした段階での「コンセプト」と「屋号」の決定です
知人に大手広告代理店の営業がいたので、その人にロゴを作成依頼。
会社を仲介するとかなりの金額が発生するため仲介せずにデザイナーに依頼
仲介料の10分の１の金額で完成度の高いロゴ（楽しく・ワクワクする様なロゴ）を作成していただきました。
「暖簾」「ユニホーム」「箸袋」「持ち帰りの袋」「スタンプカード」等全てロゴを使いオーダーしました。大手チェーン店がしている事はすべて取り入れたのです。
また検索サイト「ヤフー」が立ち上がってまだ２～3年と言う段階でその頃アルバイトで働いていた学生にホームーページを作成してもらう、また「Takodaiko.com」を所持（レベルは低かったが当時殆どだれもホームページを作っていませんでした）
同時に中国地方5県スミからスミまで物件探し開始
合同庁舎・会社営業所・大手コンビニ・大手弁当チェーン・マンションや旧家が近く通行人はあまりいないのだが交通量がわりとあり新芽マークでもだれでも路駐できそうな大きな道幅。4,5坪で家賃4万円の店舗を山口県の当時徳山市で見つける。（近隣の人口を合わせ10万人の地方都市）
今でもあの物件を見つけた事を思い出せば「楽しくて・ワクワク」した気分になります。
大家さんや担当の不動産屋さんに「ここで、たこ焼き屋は絶対繁盛しない」と言われたのですが、失敗しても100万！乗用車の軽1台廃車したと思うから大丈夫と押し切り1997年11月初旬に契約もちろんまだ自分が納得するたこ焼きは完成していません。
11月中旬に地元工務店に店舗工事以来「コンセプト」「ロゴ」を伝え店舗着工、今でも考えは変わっていませんが、看板等見える場所にはお金をかけ、見えない場所にはお金をかけない、予算は９０万（敷金・礼金等ですでに12万使用）12月初旬店舗完成いたしました。
しかしまだ納得したたこ焼きが出来ないため、開店未定のまま店舗は派手に休店状態看板には電話番号を載せていたため毎日の様に「いつから開店？」と言う問い合わせが・・・（転送かけていたため）
たこ焼きが完成してもいないのに店舗やホームページで大宣伝。
それでも、なかなか納得できるたこ焼きは完成していません。
1998年３月２０日金曜日もちろん吉日「たこ太鼓」開店日決定
何故この日にしたのか？
徳山界隈の学校の春休みは２０日からとの情報
たこ焼き屋開店は晴休みが最後のチャンスこれを逃したら秋まで出店はNG
チラシ3万枚新聞オリコミ・従業員は2名採用（60歳・63歳の女性）
ここまで自分を追い込んだら絶対たこ焼きは完成するだろうと考えました。
が、結局完成せずに開店したのです。
約3ヶ月看板をつけ放置し、ホームページで宣伝、ダメ押しで3万枚の折込
金・土と2日間当時平日6個（大玉）250円を100円で販売したのですが
朝10時頃から夜8時越えるまで長蛇の列ができ最高１００ｍ以上並んだ時間帯もありました。秘伝とは言えまだ完成していないたこ焼きです。小さな控室に原料を持ち込み1バケツごとに調合率を変えお客様にたこ焼きを提供しながら、私も試食し微調整を繰り返したのです。2日目の朝友人に「駄目だ！この店潰れる！美味しくないたこ焼きが飛ぶように売れる！もう2度と食べたお客様は来ない」と話をいた事を覚えています。
購入ごとに味・食感が違うものを食べたいでしょうか？
13リッターのバケツで生地を作り、たこ焼きを焼くのですが、たこ焼きの最初の1個食べ美味しくなかったら13リッターすべて捨てる事を何回もしました。
生地が無いので、たこ焼きが焼けない⇒当然販売できないので行列がどんどん増える⇒尚も行列が出来る
